今日もしおれ気味。

前向きも良いけど、私は今日も大体しおれ気味。

はじめまして(基礎疾患編)

さて、こちらでは私の基礎疾患である先天性心疾患についてちょいと書きます。

興味のある方はご覧ください(*^_^*)

先天性心疾患(Congenital Heart Disease:CHD)は、治療の必要のないものも含めて100人に1人の割合で生まれる。

生活習慣病の一つとされる心疾患は、これまで特に身体状態に不安なく生活していた人が突然心疾患と告げられるものである。これに対し、CHDは心臓の形や仕組みが正常な形と違ってできて誕生する。

心臓血管外科治療が行われる以前は、CHD患者が成人となる割合は50%以下であった。

また、1980年頃まではCHDは子どもに多くみられ、CHDといえば子どもの病気とされてきた。しかし、2000年には成人患者数と小児患者数はほぼ同数になっている✳︎。先天性心疾患の子どもたちは生存し、また成人を迎えることが可能となった(もちろん死亡する人も少なくない)。

こうした成人を迎えたCHD患者は、ACHD(Adult Congenital Heart Disease:ACHD)患者と呼ばれるようになっている。

ACHD患者は、大人になったゆえの悩みや困難に直面することとなる。

進学・就職・結婚・女性ならば出産・子育て・親の介護…薬の副作用や不整脈、加齢による体調不良、生活習慣病を併発することもある。

 

また、CHDといってもその心臓の形や仕組みの違いで病名は様々である。

先天性心疾患は病名でなく、病気のグループ分けのようなものである。

要するに「あの子生まれた時から心臓病やねんて」とザックリとしたラベリングみたいなものだと私は考えている。

病名は、ファロー四徴症、肺動脈弁狭窄症、三尖弁閉鎖不全、単心室、単心房…その他多くの病名が存在する。いろいろな病名が重なる(合併する)人もいる。

たとえ同じ病名であっても、その合併症の具合や体格、これまでの治療の方法や生活環境などによって人それぞれに重症度や症状は全く異なる。

こうしたACHD患者がいることは、世間にあまり認知されていない。それはACHD患者の多くが見た目は健康な「内部障害者」だからだ。

 内部障害者であることの葛藤や悩み等も多々あるものの…細かく書き始めると終わらないので😅 今日はひとまずここまでで終えますが、これを機に、そんなACHD患者のことを知ってもらえたら嬉しい限りです。

 

✳︎参考文献

丹羽公一郎、中澤誠編集

「新目で見る循環器病シリーズ14 成人先天性心疾患」メジカルビュー社、2005年

 

写真と本文にはなんの関係もありません。

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